釈迦内棺唄 それでも生きるって素晴らしい!

今日は敬愛なる舞台女優さん、有馬理恵さんの講演会があるということで、千歳烏山に行ってきました。

テーマは「差別と戦争をなくそう」。有馬さんの一人芝居「釈迦内棺唄」を20分くらいに短縮してみせていただき、彼女の経験した差別の話しや、戦争についてのお話しを1時間30分くらいにわたって聞きました。

有馬さんのお父様の話し、お父様の産まれた運命による差別の話し、お祖父様の戦争の話し、そしてどうして「釈迦内棺唄」を441回、13年も続けてらっしゃるのかのお話し。

有馬さんが伝えたいこと、人への尊厳。芝居ってすごいなって感じました。伝えたいことを身体中で表現する。それは言葉以上に迫力があって、胸に突き刺さるんですね。

私はお芝居はここ何年も観に行ってなかったんです。有馬さんのお話しの中で、彼女が17歳の時に観た「釈迦内棺唄」。それは彼女の出身地、和歌山県の公民館だったそうです。そういえば、私も21歳ぐらいの時、友達が芝居をやってて和歌山に観に行ったなぁなんて懐かしく思いながら聞いていました。

水上勉作「釈迦内柩唄」は死体焼き場を家業とする家族の生きる姿を描きながら

人のやさしさ

命の平等と尊厳

生への渇望

を描く舞台です。日本に残る部落や人種差別、まだまだ残る戦犯問題。深くて深すぎてなんともすぐには答えも何も出てこないけど・・・。

わたしは差別もしたくないし、戦争もしたくない。悪人にもなりたくないし、人を恨みたくもない。

でもそれに相反して、ヒール(悪)がいるから、善があるとも思います。

このブログで少しだけわたしの10歳代をお話ししていますが、その頃のわたしは人を恨んで、憎んで、怒って、苦しんでの毎日でした。

自分の置かれた環境、運命がひどく憎かった時期でした。

そんな中で、抜け出したくても抜け出せない、這い上がりたくても這い上がれない。そんな人間だっています。

これは悪を助長するわけではありません。

差別や、戦争って、「どうしてこんなことをしたのか?!」なんて悪を避難することは簡単です。

それでも悪人には悪人の苦しみがあるのではないでしょうか?人間は産まれながらにして悪人はいないと思っています。

そこに置かれた環境、育ち方で人格や性格がつくられるし、その時の状況でどうしても抜け出せなかった。それが犯罪なら、ただ単にいい訳です、もちろん。

それでも、バットマンのジョーカーのように、悪には悪のせつない事情があったりもすると思うんです。

そして、ちっぽけに虫けらのように死んで行く・・・そんな人も正直います。

悪人になる前に、どうしてその人を救えなかったんだろう。

戦争が起こる前に、差別が起こる前に、どうして食い止められなかったんだろう。

それは今の時代の、いじめや、自殺に繋がるんではないでしょうか?

有馬さんが伝えたい 人への尊厳

それはされる側だけではなく、する側にもある。と深く思った講演でした。

全てをひっくるめて人を尊重する。それは本来の「釈迦」が伝えたいことだと思います。

小乗仏教の言葉で「生けとし生けるものの幸せを願って」という言葉があります。

その意味は、あなたが嫌いな人、憎んでいる人、あなたを憎んでいる人、全ての人の幸せを願いなさい です。「そんなこと、できるわけないじゃない!」って、もちろんそうです。わたしもそうです。

でも、今の苦しみを捨てて、本当に幸福に近づくにはその信念が一番だとお釈迦様は言っています。

有馬さんの「釈迦内棺唄」

次の舞台は11月29日(木)です。

「釈迦内棺唄」のストーリーはこちらからご覧ください。

http://www.kibou-butai.com/syaka/index.html

 

写真のチラシをダウンロードしたい方は、こちらです。

http://www.kibou-butai.com/inf/kog.pdf

 

わたしも是非是非、観に行きたいと思います!!

 

それでは長くなりました。ちょっと重いお話しでしたが最後までお読みくださった方、ありがとうございます!!

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