顔のゆがみ・たるみ・ほうれい線に左右差があるのはなぜ?

 

この仕事をして20年以上経ちますが、ほとんどの方に顔のゆがみはあります。

ゆがみを気にしている方も多いですし、そうでない方もいますが、左右差は大なり小なりあります。

顔のゆがみは、首や肩の位置や姿勢から影響を受けていますが、脳からの影響もあるのはご存知ですか?

意外と、脳の使い方、働きと顔のゆがみや顔立ちには結び付かないようですが、専門家(医師や、脳神経科学者など)で言及している方は多くいらっしゃいます。

①ほとんどの人が、左の方が老け顔、または疲れ顔?

まずはどちらの顔が自分のイケ(てる)顔ですか?ちなみは私は右顔です。

実は、私が今までトリートメントをしてきた方(約1万人以上)のほとんどが右顔が元気、若い、ハリのあるなど、比較的ポジティブな顔です。

それはその方の顔だけで比較しているので、他人と比較したわけではありません。左右で比べてみてどちらが?ということです。そこはお間違えないように。

これまで、私がお会いしてきた美容整形外科医師や治療家、エステティシャンの方も、私と同じように感じている方が多かったです。

整形外科医の高須克弥先生も、左顔の方が老け顔になりやすいと言っていました。

高須「いや、だいたいの人は左側のほうがたるんだり、シワになるんです」

以下の記事から引用

https://news.line.me/articles/oa-shujoprime/8da09b0f4dad

では、なぜ左顔の方が老け顔になりやすいのでしょうか?

これについて、アメリカの心理学者が言及した記事があります。

以下、URL内の文章を引用します。

『人間の心の状態は、顔の左半分に出やすい』

人間には『右脳』、『左脳』の2つがありますが、右脳は“感情”、左脳は“理性”をつかさどっていると言われています。右脳の影響は身体の左側に表れますので、顔の左半分に強い感情が出ることになります。

ですから、相手の顔の左半分の表情に注目すれば、それが“本音の顔”だそうです。

https://news.1242.com/article/163997

つまりこの分析では、右脳が優位的に左半身に働くことに寄り、左顔に感情が現れやすい。なので、左顔の方が精神的なストレスや疲れの影響を受けやすく、その為に、左の方が老け顔になるのかな?と私は思います。

さらに、脳がどのように左右非対称に、そして視覚にどのように影響しているのか掘り下げた記事があります。

以下、引用文です。

 脳は顔全体をじっくり隈なく見ているようで、実際には、顔の半分しか見ていない。左側だけです。

左脳には、ウェルニッケ野やブローカ野などといって「言語野」がある。だから、言語は主に左脳がつかさどる。一方、「イメージ」や「映像」は右脳がつかさどる傾向が強い。

 脳が支配する体側(たいそく)は左右交差しますね。だから人の顔を見るとき、左側の視野で見たものは、交差して右脳に届きます。これでおわかりですね。私たちが見たものを判断するのは「左側」の視野が中心。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/36786

上記引用元の記事でも、「脳は左側、対象物にとって右側しか見ていない」と、なんと驚きのことを言っています。

すなわち、全ての方のイケてる顔は「右顔」ということになります。

そして、上記の記事に書いてあるように、鏡に写る自分の顔は、他者の目に写る自分とは違うということです。理由は、鏡は左右反転して写さないからです。

 

 

 

当店では、特にフェイシャルトリートメントを受けるお客様の、前後写真を撮影して、施術後にご覧いただきます。

理由は、上述のように自分の顔を鏡で見ても、左右の差異や、全体的な顔の状態の変化がわかりにくいからです。私も含めて、人は局所的にしか自分の顔を見ていません。

写真は左右が反転しますので、他者から見た自分の顔です。その様にして顔を見ていただくと、顔のどこで歪みが起こっていて、どこにたるみやシワが目立つのか、客観的に見やすくなります。

 

 

顔の歪みは補正できるのか?

一番、お客様が知りたいことだと思いますが、歪みは一時的には補正できると思います。

骨格を調整したり、表情筋の萎縮や緊張を緩和すれば、一時的には歪みを補正し、たるみやシワの左右差も整います。

ただ、脳の働き、思考の癖(または感情)などの影響を受けやすい顔は、時間の経過とともに、変化しやすいです。

従って、ゆがみに伴う、左右差のあるたるみやシワも同じことで、自分自身で毎日癖を戻すように意識したり、定期的な表情や思考、感情のリセットになるエクササイズやトリートメントも必要でしょう。

カウンセリング

顔の左右差に脳の働きが影響していること、少しご理解いただけましたか?これはとても奥深い知識になるので、まだまだ不解明な部分もあります。

当店のフェイシャルが、なぜ脳と顔の繋がりまで考慮して行われるのか?

それは、顔の筋肉の状態や、表情を介して、お客様の思考や精神的な状態もみるからです。

そして、顔や頭皮のどこを重点にアプローチし、どのような手技や圧、弱さやリズムですれば、その方にとって最大の効果を与えられるか考えながら施術をします。

なので、とてもお客様の顔を、多角的にみますし、触ります。

 

この写真は、当店がカウンセリングに使っている独自の分析メソッドの1部です。左右の脳の機能が分かります。

そして、東洋医学では、右=陰・男・父 で、右側が父から受け継いだ顔と捉えます。左はその反対です。

例えば実際にあったケースでは、右半身を比較的重心に使っているお客様。お若い方ですが、肩も腰も、そして顔面も右側にコリや痛み、そして歪みが出ていました。

このケースの分析は、左脳の方が優位に働きやすい。そして、何らかのかたちで男性からの影響を受けてきたか、性格が男っぽいと考えられます。

実際にお客様に伺うと、女性ですがIT系のエンジニアであり、とてもお父さん子であると、認められました。

このケースでは、左脳優位的な思考が働きやすく、右半身ばかりを使って、右脳や左半身を使わなすぎて、右ばかりに疲労が起こります。

そういった分析を施術に生かすと、施術後の身体の状態が良くなることが多いです。

美しさとは?

エリオゼンでは、見た目の良さや美しさだけにこだわらず、見た目に表出されるその方の持つ『らしさ』を大切にしたいと思っています。

年齢は必ず誰しもが重ねます。シワやたるみは、美しさの天敵。なのでしょうか?

ヨーロッパでは、実際の年齢より若くみられることを良しとしない部分もあります。

それは、年齢を重ねている=教養がある

と見られるからです。

もちろん、振る舞いや着ている服に寄って、その印象は変わります。

なので、あまりにも年相応ではない印象、奇抜な若々しさは好みません。

日本でもそうだと思いますが、最近はあまりにも奇抜なエイジングケアをしている方も増えて、若々しさ=美しさ に結びつきにくくなったのかな?と感じる時があります。

人にとって美しさの概念は違うと思いますが、当店では

美しさ=優美さ(Graceful)と考えています。

優美とは、品があり、落ち着いた美しさがあることです。

大人としての品格、年齢を重ねたものだけが表現できる美しさ そういうものを引き出していくことが、当店のエイジングケアのミッションと考えています。

深く、老婆のようなシワは悲壮感が出て嫌ですが、適度なシワやたるみは年齢を重ねて尊重される顔立ちには必要です。あまりにもボールのようにパンパンに膨らませた顔では、他者から敬遠されてしまいます。

肌も暗くトーンダウンした肌色は嫌ですが、常に少女のようなピンク色の頬は、幼女のような印象を与えます。

自分がどうでありたいかも大切ですが、他人からどう見られるか?も美しさを語る時には大切です。

最後に

いかがでしたか?少し、ご自身の顔立ちがどれほど思考や性格に影響をされているか分かりましたでしょうか?

人を顔だけで判断はできませんが、顔だけでいろんな人のパーソナリティが読み取れます。

 

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