社会の役にたつということ
今日の午前中は、ISFネットさんがされているNPO法人
「FDA」の家族と語る会に参加させて頂きました。
ISFネット株式会社は、ITベンチャー企業。ネットワークエンジニアリングの会社です。
社長の渡邊さんは、創業者であり、創業16年で2000人の社員を抱える企業にされた
敏腕の経営者。
https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/693/
渡邊社長については上のサイトをご覧くださいね。
ISFネットの特徴は、「ニートや引きこもり、障害者」などを率先して採用されていること。
そして、NPO法人は、そういう方たちをエンジニアとしての職業訓練をし、
雇用をしたり、就職斡旋をしています。
そのNPO法人の活動として、毎月されているのが「家族の会」
社長自ら、ご家族や参加者にお話しをされる会です。
どうして、このような「福祉」と呼ばれる活動に興味があるのかは、
私自身は、「ボーダーライン」と呼ばれる「中度障害者」であること。
障害者手帳をもらうほどでもない「障害」でも、今まで採用や就労に何の苦労もなかった
という訳ではありませんでした。
あとは、うちの家族は父方が全員「聴覚障害者」であり、母自身は障害者の
職業訓練や就職斡旋をするNPO法人をしています。
産まれてからずっと、障害のある人たちに囲まれて育ってきました。
わたしは「美容、エステティック」の世界に入り、今までやってこれたのは、
この職業が、障害をもっても「手に職」をつけるという職種だからでしょう。
コミュニケーション能力が健常者より低くても、できたからです。
あとは、自分の特性、やり甲斐があったから。
18歳でこの仕事について、「わたしにはこれしかないな」と思いました。
と、私の想いは置いといて、今日の「家族の会」で学んだこと。
それはそれは沢山ありました。
https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/693/
こちらのサイトにも書いていますが、渡邊社長がどうして社会的に「弱者」と呼ばれる方の
採用や、訓練をし始めたのかというと、結果的にそうだったそうです。
ネットワークエンジニアという、技術者を採用する際、履歴書も見ずに、
人柄ややる気などで採用されてきて、それまでの経験を本人に訪ねると
「ニートや引きこもり」が多かったと。
そういうところから、彼らの特性、能力を見いだし、更に能力開発に結び付けたところがすごいです。
特性を活かし、良いエンジニアに育てれば、彼らには人材としての「生産性」が産まれます。
「生産性」があるということは、「給与」を人並みまたは、それ以上に得られるということ。
それまで、ニートとして、社会的に何も「生産性」が無かった方たちが、そこで始めて
「自立」し、食べていけるのだと思います。
「福祉」という枠組みだけでは、ただ単に「支援」しかできない。
それでは、本当の自立には繋がりません。
ISFネット社は、私にとっては非常に良いビジネスとしてのロールモデル。
企業として、利益を上げ、そこからどのように「社会的弱者」の採用や、能力開発に繋げていけるのか
渡邊社長のお話しは勉強になりました。
わたしはそういう会社にしたいです。偏見をもたず、潜在的な可能性をいつも見いだしていける
会社に。
会の中では、表彰式もありました。
相手を思いやり、労うこと、組織の中では大切ですね。
とりあえず10年後の会社のあり方を目指して、今は利益を作れる、生き残れる会社にできるよう
頑張ります!!!