現場から見たフランスと日本のコスメ

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先週は、フランスから「日本とフランスのナチュラル美容」について、ちょっと走り書きで

 

ブログに書きましたが。。。(眠くて走り書きになりました〜〜)

 

今日は、コスメ全体について。

 

難しいマーケティングや市場の話しは、エコノミストに任せて(笑)

 

わたしはもっと、現場に、一般目線に沿った見方を書きます。

 

 

 

日本はスキンケア市場世界No1ですが

 

表1 商品カテゴリー別・国別市場規模(単位:百万ドル)2013年

スキンケア メイクアップ 香 水 ヘアケア
1 日本       12,522 米国        6,750 米国        5,735 米国   7,181
2 中国        9,516 日本        5,339 フランス    2,791 日本     5,893
3 米国        9,516 ブラジル    3,252 ドイツ      2,298 中国     4,780
4 フランス    5,019 英国        2,111 英国        2,242 ブラジル 3,979
5 ドイツ      4,645 ドイツ      1,923 スペイン    2,206 ドイツ   2,421

出所:Datamonitor

 

 

上の表を見てもらうと分かるように、日本人は、基礎化粧品も、メイク商品、ヘアケア商品も

 

世界中の人に比べてよく買うし、高い値段を払っている感じです。

 

日本とフランスを比べれば、人工的に日本は1億2千万人、フランスは約その半分6000万人。

 

したがって、市場規模が半分なのは当たり前です。

 

日本人もフランス人も一番、化粧品をよく買う場所は、やっぱりドラッグストアや量販店が

 

大量に個数を販売しています。あとはネットも台頭してきてますね。

 

日本でいうところ、メイクもスキンケアも資生堂がトップ、フランスならロレアルです。

 

その点はやっぱり皆んな、「国産ブランドがお手頃でいいわ」って感覚なのではないでしょうか?

 

 

上の表の数字だけみて、「日本人は美意識が高い!」というのは、ちょっと早合点なのかもしれません。

 

化粧品の消費者の人口が多い、世帯収入が高いというのと、美意識が高いは直結しません。

 

また、フランス人だって同様です。

 

一般的な消費者は、日本もフランスも同じ感覚で化粧品を買っています。

 

同じ感覚とは。。。「それとなくドラッグストアや量販店に売っている化粧品を買う」という感覚。

 

成分表も見ないし、読むことさえもできません。

 

ただ日本の方が人口が多い分、口コミサイトを参考するように、商品を購入する時のリサーチは

 

日本人の方が、リサーチをする人が多いように感じます。

 

 

 

フランスで圧倒的に多いのはスキンケアブランド

 

次に、化粧品を売る手側についてですが、これについては結構違うと感じます。

 

日本にも、フランスにも、中小の化粧品メーカーはたっくさんあります。

 

しかしフランス人の得意するのは、「ブランド化」すること。

 

ロゴや、デザイン、コンセプト、ストーリー、成分、使用感、香りに至るまで仕上げるのがフランス流の

 

化粧品メーカーです。

 

日本のメーカーも、ブランド化するところもありますが、どちらかというと「機能性」「成分」に

 

重点を置いて、デザインや香りの処方などには、予算を当てないメーカーが多いです。

 

どちらが良い悪いではありませんが、フランスのブランドはブランド化することで、「高級品」にしやすい、

グローバル化しやすいので、すぐに海外販路を求めてアグレッシブに展開をする会社が多いです。

 

 

日本のメーカーさんは、機能性や成分にこだわりを置くので、中々それを外国語やイメージで伝えるのが

難しいというのもありますし、イメージ戦略がないので、ビジュアルで良さを伝えるのが苦手です。

 

 

そうすると、販路は常に国内だけとなってしまいます。それはそれで国内は大きな市場ですから、

売上が取れればいいのですが。内需が低くなると、苦境に陥ってしまうこともあるでしょうね。

 

 

その点が、フランスと日本の大きな違いかな?と思います。

 

 

 

日本は売上、フランスはブランディング

 

日本のブランドでフランスに進出している会社もいくつかありますが、すごく頑張っているのは

やっぱり「資生堂」です。それ以外は、大手のカネボウなどでもまだまだ認知度も販路も少ないです。

 

日本の中小の化粧品ブランドもフランスで見ますが、上の市場規模を見えもらっても分かる通り、

フランス国内の内需は低いですから、そんなに売上も期待できませんし、競合もいっぱい。

 

なので、ブランドさんによっては「フランスで販売していることが、ブランド力を高める」という

どちらかというとPR的な戦略で輸出や、フランス販売をしているところもあります。

 

逆の場合で、フランスのブランドが日本で展開したい理由ですが、

ちょっと前までは「売上」を求めてという会社が多かったと思います。

日本は化粧品では大きな市場なので、「売れる!」なんてすぐに飛びつく会社も多かったです。

 

ですが、最近ではちょっと違った傾向もあります。

 

日本を足がかりに、大きな市場である「中国」や、アジア全域を狙っている会社が増えました。

 

日本はまだまだ大きな市場ですが、内需を見ると横ばい。右肩上がりでもなければ、競合が多い、

国内メーカーが圧倒している、という点で参入しにくい市場でもあります。

 

欧州、欧米のメーカーは、日本だけを見るのではなく、「アジア太平洋」を1つのゾーンとして

市場を見ますので、その際「リーダー」的に引っ張ってくれそうなのが、日本となるわけです。

 

 

日本で売れているなら、中国でも売れそう。

日本人が買っているなら、安心できそう。

 

実際、インバウンドの恩恵を受けている商品は、家電や化粧品です。

 

中国人は、日本の化粧品に信頼を置いてくれていますので、日本で最初に商品を売って、それから中国や

シンガポール、香港、インドネシアなどに販路を広げようという考えのメーカーが増えています。

 

 

 

 

もっとセレクトショップが増えればいいな

 

 

 

こないだのブログでも書きましたが、日本でもフランスでも、最近はナチュラルコスメの

セレクトショップも増えてきています。

 

ナチュラルに限定しなかったら、日本でも昔から商店街には「化粧品店」があり、

資生堂を始めとする化粧品を美容部員さんが肌を見ながらすすめてくれますし、

 

フランスでも「Parfumerie」など、香水と化粧品を売っている小さいなお店が地方や

小さな商店街にあります。

 

ですが、そういうところに行くのも、どちらかというとご年配の女性が多くなりました。

 

私自身、1回も行ったことがありません。。。

 

 

セレクトショップが増えているのも、どちらかというと都心部の話しで、もっともっと

いろんなバリエーションのあるコスメのセレクトショップが地方にも増えるといいなと思います。

 

 

なんでそう思うのかというと、やっぱり信頼のおける美容部員さんに肌をみてもらって、

アドバイスをもらってから化粧品を買ってほしいなと思うからです。

 

 

ネットや口コミサイトも良いですが、最後はやっぱりリアルな人と人。

特に肌は四六時中変化します。

 

できれば、1メーカーに偏った商品展開ではなく、色々なコンセプトや成分の化粧品を

揃えているところがいいですね。そういうところだと、必ずいいものに出会える可能性が増えますし、

美容部員の趣向に沿ったアドバイスでなくなります。

 

 

そんなこと言ってるんだったら、自分で作っちゃえばいいのかな??笑

 

 

ということで、今日はちょっと化粧品ビジネスのお話しでした。

 

 

分かりやすく書いたつもりですが、いかがでしたか?

 

 

 

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