シンデレラコンテスト
久しぶりに自分のことを語ります。
大手エステサロンに入ったわたし。19歳くらいでした。
まだ、漠然とエステティシャンとして仕事をしていたころ。
エステはとてもハードな仕事で肉体労働。毎日夜も遅いし、休みもシフト制で土日の連休なんて取れることはありません。
お客様にエステをしたり、お客様と話したりするのは楽しいけど、そこに生き甲斐、やり甲斐みたいなものは感じれていなかった。
そんな感じで毎日の仕事をこなしていたとき。
年に1回のシンデレラコンテストがやってきました。
このコンテストはダイエットコンテストで、ある程度太っている人が見事ダイエットに成功して、コンテストでそれを競いあうというもの。
大手ではよくある、広告に使われる写真に出てくるものです。
わたしの勤めるサロンにも、1名の出場者がくることになりました。
その方の担当を、誰がするか?ミーティングをしていたとき。
「のりこやってみる?」と、なぜか店長がわたしを指名。
まだ入社して1年も満たないときでした。わたしも「なんでわたし?」と思ったけど、すぐさま「やります」と答えました。
いざ来たその方は、はっきり覚えていませんが80Kg近くはあったと思う。
産後太りで戻らなくなってしまってそのままずっとその体系をキープしてしまったとの事
シンデレラコンテストは、限られた期間でダイエットすることが前提で。
多分、3ヶ月くらいだっと思う。
「本当にわたしにできるのか?」正直、思った。
だけど不安とかはなかったと思う。「絶対に痩せてもらう」そんな気持ちがすぐに湧いてきていた。
出場者の方は、とてもいい方で、週に2回くらい必ず来てエステをするのだけど、毎回色々と話してくれたのを思い出す。
ただそんな中で、本人は痩せるための努力をしているのに、わたしには引き出しがない。
食事や、運動、生活について、沢山聞いてくれるのだけど、セオリー通りにことしか言えなかった。
「もっと勉強しなきゃ」 まずは、自分で色々な本を買った。食事の仕方や、運動について、様々なやり方があることをそこで知った。
出場者の方は、わたしが豆腐がいいというと、炭水化物の代わりに豆腐ばかり食べてくれた。本当に、素直にわたしのアドバイスを聞いてくれて、一生懸命ダイエットに励んでいた。
そのときから、
わたしは本気でエステティシャンをするようになってくる。
健康こそが美しさの基本です。