【肌おたくブログ】花粉の季節、敏感からすぐさま美肌になる方法
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ときどき敏感肌、花粉の季節に感じてた
上は◯生堂の敏感肌用ブランド、今のキャッチコピーです。
エリーノのお客様の50%は、敏感、もしくは肌が弱いと自覚がある方がいらっしゃるので、
結構な比率ですね。なので、たるみやシワも改善したいが、肌の乾燥、敏感肌も改善したい方が、
うちのコアなお客様です。
したがって、今の季節、かゆみや刺激を感じたりするお客様は増えています。
大体同時に、目のかゆみや鼻のかゆみ、鼻水の症状もあります。
まぁ、目鼻に花粉が入ってアレルギー反応が出ているように、肌もバリア機能が低い方は、
花粉が刺激になって、反応を起こしてしまいます。
普段はそこまで敏感でなくても、花粉の時期や季節の変わり目にかゆみや刺激を感じている
季節性の大人敏感肌の方、花粉症のある方は、どうしたらよいのでしょうか?
まずは免疫の理屈
通常は、人の肌というのは保護膜というのがしっかり働いていて、それがバリア機能になり、
肌表面に刺激物質や、細菌、花粉、チリやホコリ、または冷気や外気があたっても守ってくれます。
鼻や目の粘膜部分にも、アレルゲンとなる花粉が侵入しても、免疫系が異物と判断しなければ、
アレルギー反応を起こすことはありません。
なぜ今年は、2月のこの時期に敏感肌やすでに花粉症が流行っているのか?
一番は、暖冬であったのと、今年の2月は気温差が激しいからです。
気温差が激しいと、体温調整をしている自律神経が乱れます。自律神経は視床下部という脳の中枢神経に
繋がっているところでコントロールをされています。そして内分泌器(ホルモン)も同じところで
コントロールをされています。そして臓器も中枢神経によって活動しています。
そして自律神経は、免疫系とも密接に関係します。
まず免疫とは、主に白血球です。マクロファージ、顆粒球、リンパ球といった種類があり、これらがお互いにバランスをとり、連携することで免疫機能が成り立っています。
肌の表層部に表皮上層には、ランゲルハンスという樹状細胞が存在します。
表皮全体の細胞のおよそ2~5%を占めていて、皮膚内部の状態を脳に伝えたり、細菌やウイルスといった異物の侵入を認識し、皮膚の均衡を保つといった働きをします。
ランゲルハンス細胞が活発であれば、皮膚の状態は安定し、健康な肌を保つことができます。
なので、肌に異物の侵入をランゲルハンスが認識すれば、免疫反応が起こります。
次に、マクロファージという免疫細胞が、体内に侵入した外敵や異物を発見すると、それを自分の中に取り込んで処理します(貪食処理)。敵が多いとマクロファージも増殖し、次々と捕食します。
一部のマクロファージは、その外敵の情報を細胞の表面に出し、他の免疫細胞(ヘルパーT細胞)に外敵の存在を伝えます。
日中や、気温が高いと交感神経が優位になります。
交感神経が優位になるとアドレナリンが分泌され、アドレナリンレセプターを持つ白血球の顆粒球が増えます。
夜間や就寝時、気温が低いと副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になるとアセチルコリンの分泌が盛んになり、アセチルコリンレセプターを持つ白血球のリンパ球が増えます。
白血球中の顆粒球というのは、体内に侵入した病原体に最初に攻撃をしかける自然免疫を担当する細胞のひとつです。
リンパ球というのは、受け取った外敵の情報をもとに攻撃する免疫の重要な主力部隊です。同時にその攻撃した情報(抗体)を残す働きもしています。
免疫のバランスは、この全ての免疫細胞が上手く働いていることであり、自律神経のバランスが良くないと、
免疫のバランスも悪くなります。
血液検査で顆粒球(交感神経)の割合が60%くらい、リンパ球(副交感神経)の割合が40%くらいが、自律神経のバランスが良いといえます。
ですが、季節の変わり目でこのバランスが乱れ、暖かくなり、眠くなったりする方がいます。
そうして副交感神経優位の状態が長く続くと、リンパ球の数が増えます。
リンパ球は、白血球の中でもアレルゲンやガン細胞と戦う免疫なので、増えると免疫力が過剰となり、
通常ならば異物でないはずの花粉(アレルゲン)にも攻撃し、免疫反応を起こし、鼻炎や敏感肌となります。
逆に交感神経優位の状態が長く続くと、顆粒球の数が増えます。
ストレス過多の状態や、睡眠不足などの状態は顆粒球が増えます。
顆粒球が増えると、組織や粘膜が破壊され、化膿性の炎症が起きやすくなります。
ニキビや高年齢でのアトピー性皮膚炎もこの流れの中にあると言われています。
交感神経優位は、興奮状態、ストレス過多の状態ですが、副交感神経はストレス増加の逆なので、
「リラックスしすぎ」が原因なのですが、過保護であったり、大人の場合は運動不足と食べ過ぎが
続きすぎたりで、副交感神経が優位になる状態です。そこへ近年の刺激物質の増加が拍車をかけます。
このような添加物満載のお弁当を毎日食べていれば、アレルギーを起こしやすくなってしまいます。
また、都会に住む人は、田舎の人よりも運動量が少なく、副交感神経優位だったり、幼少期に
肥満児だった人は、アレルギーも持つ方が多いです。
加齢でも、リンパ球の割合と数は減ってきます。
従って、この季節に花粉症やアレルギー、敏感肌がある方は、適度な刺激、適度な休息が足りていない
できていない傾向にあるということになります。
休息が過多すぎても、ストレスが多すぎてもいけません。今一度、自分の身体と精神に向き合ってみるのが、季節の変わり目には大事かもしれません。
今日のテレビで、マクロファージの働きを高めるLPS(リポポリサッカライド)が紹介されていました。
土や野菜などにいる微生物の成分の一つ。人の体に存在しないそうです。
LPSを含む食品を食べることでマクロファージを活性化するそうです(あくまでも仮定ですが)
『LPSを多く含む食品』
第1位:玄米
玄米のぬかにはLPSが大量に含まれています。
第2位:メカブ
わかめや海苔にも含まれますがメカブには特に多く含まれます。
第3位:レンコン
レンコンの皮、節の部分に多く含まれます。
第4位:ヒラタケ
第5位:岩のり
まあ、身体にいいものということですね。。。
敏感肌用コスメを使ってはダメ!
いつもは、たるみやシワ、乾燥が気になっているので、ハイブランドのスキンケアを使い、
メイク類もカバー力のあるリキッドとパウダー重ねている方も、この季節に敏感肌になってしまい、
敏感肌用コスメに変える方が増えます。
ですが敏感肌に傾いたら、まずは
ファンデーション と、クレンジング&洗顔料
をすぐさま変えましょう。
そして、◯生堂の◯Program、◯王の◯ュレルなどの敏感肌用ブランドを使うことはおススメしません。
敏感肌用の、特に医薬部外品とされる化粧品類には、トラネキサム酸、グリチルリチン酸などの
医薬品として使用される抗炎症成分が多く配合されています。
トラネキサム酸は、抗プラスミンで、アレルギーや炎症反応を起こすプラスミンを抑えます。
グリチルリチン酸も、免疫を抑制し、炎症を抑える作用があります。
分かりやすくいえば、解熱剤。インフルエンザにかかって38℃の熱を出すのは、ウィルスは38℃以上の
熱で死活し、死滅しますので、免疫系がサイトカインという物質を出して、熱を発生させます。
なので、身体の免疫組織がフル稼働して、ウィルスとの戦争に勝とうとしている中、何らかの外部のものが
入ってきて、その活動をストップさせることと一緒です。
せっかく頑張って働いていた免疫系は、行き場を失い、働く意欲がなくなりますよね。
ですが、40℃を超える熱は逆に脳を損傷させ、生命維持に関りますので、解熱剤が必要なときもあります。
38℃くらいの熱でいつも解熱剤は飲んでいたら、次に熱が出た時も耐性ができて、免疫は働きが悪くなります。
解熱剤と同じで、薬用の敏感肌用化粧品に入っている成分は、肌の代謝と免疫系を働かなくさせます。
解熱剤で熱がおさまるように、一時的に敏感肌はよくなります。
現に、お客様でアトピーの部分に◯王の◯ュレルを塗ると、かゆみが治まると言われる方がいます。
そりゃそうです、グリチルリチン酸が多く入っていますから、効果はあります。
ですが、根本的に肌の免疫力を高め、免疫バランスを整えた、とはいえませんよね。
一時的に症状を抑えているだけですから、改善にはなっていません。
もう季節的な敏感肌になりたくなければ、肌の免疫バランスを整えることが大事です。
それには、薬用の化粧品に頼らず、まずは敏感をつくっている原因から取り除いていきましょう。
肌の保護力は高めること。乾燥を防ぐこと。
日中メイクをしている方で、敏感を作っている大きな原因ともいえるのは洗浄方法です。
界面活性剤の質、量によって、自分の肌の保護膜を過剰に落としてしまっている場合があります。
今使っているクレンジングで医薬部外品でない限り、全成分表示が義務づけられていますから、
界面活性剤が成分表示の上の方に、数種類も入っていないか
確認してみてください。上のとおりだったら、クレンジングをまず変えましょう。
理想なのは、
①ホホバオイルなどの植物油だけで、脂汚れを浮かす
②成分が石けん素地だけの固形石けんで浮かした脂汚れと汚れを落とす
これだと肌の保護膜が落ちにくく、汚れも落としやすいです。
うちのお客様には、ほとんどの方にこのようにお顔の洗浄をして頂いています。
Tゾーンはテカるという方は、これだとTゾーンがべたつくという方もいると思います。
その場合は、Tゾーンだけ石けんで2度洗いです。そうすれば石けんの石けん素地で毛穴の奥の汚れも
よく落ちます。
ただ毎日しっかり下地、BB、CC、リキッド、パウダーをしている方は、落ちた気がしない?!
という方もいらっしゃるでしょう。
なので、ファンデを変えることです。
SPFも50くらいの数値をつけている方いらっしゃいますが、マックス30まで。
30〜50の数値は、UVカット力は微々たる差だと、よく言います。
そして、2重3重層を止める。
ムラを隠したければ、コンシーラー、その上にリキッドだけか、パウダーだけの方が、
洗浄力が高いクレンジングを使わなくてもよく落ちます。
ジメチコン、ポリマーなどの合成樹脂は、洗浄力が低いと落ちにくいです。
ミネラルファンデは肌によいイメージがありますが、ナノ化した酸化亜鉛や酸化チタンはバリア機能が
落ちている肌には刺激になります。ナノ化していないとうたうブランドを。
ファンデに、美容液効果とうたっているものは、乳化をよくするために界面活性剤が入っています。
ファンデに美容液効果を求めるのは、止めておきましょう。
他、香料や防腐剤も入っていないものの方が刺激になりません。
要するに、シンプルな成分のファンデを選ぶことです。
ファンデーション と、クレンジング&洗顔料
を変えれば、第一に保護膜となるものが必要以上に落ちませんので、保護膜形成になります。
その後のスキンケアも、シンプルなものの方がいいですが、まずはファンデとクレンジング&洗顔料を
変えてみて下さい。
上の免疫で書いたように、副交感神経優位になってしまうのは、運動不足、肥満、そして
過保護な傾向です。
肌は保護することは大事ですが、そこまでヒドくない状態なのに、薬品並みの成分を使った
化粧品を使って、過保護にしない方が、免疫をよくします。
免疫の章でふれたように、免疫のバランスは、適度な刺激と適度な休息でバランスをとっています。
若干多めに刺激すること(6割)くらいで、休息することも大事です。
肌にとっても、過保護に化粧品でカバーしたり、症状を抑えたりするよりも、適度な刺激も
肌の免疫にとっては、良いのですし、肌は喜びます。
例えば、肌表面を心臓に向かって皮膚が赤くなるまで摩れば、免疫を高めることができます。
皮脂が少なければ、自ら皮脂を出すこと、
アルカリ性に傾けば、自ら弱酸性にpHを整えること、
炎症が起これば、自ら炎症を起こす原因をおさえること、
シミができれば、自ら新陳代謝でシミを垢となり落とすこと、
そういうことができる肌が、一番美肌でいられる肌です!!
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