風立ちぬの世界観とヴァレリーの詩
Le vent se lève !… Il faut tenter de vivre
風邪立ちぬ、いざ生きめやも
金曜は空き時間を使って、「風立ちぬ」を観てきました〜。
13:25ぎりぎりの新宿ピカデリー。。。。
もちろん、1番前の席で。。。んんん〜、、首痛〜 (´;ω;`)ウゥゥ
前評判、全く見ずに行きやした・・・・><
冒頭ははっきりいって、主人公とかの台詞の棒読みに困惑!
「これは演出なのか???それともただ単にヘタなのか???」
めちゃくちゃ疑心暗鬼〜〜、なわけよ。。。(´ー`A;) アセアセ
特に主人公と、奥さん、なんでこんなに棒読みなのよぉぉぉ
と思いながら観ていましたが、最後は「やっぱり演出かぁ」と思う結果でございました (・∀・)
最初に書いた詩は、この映画に出てくる詩。
フランスの詩人、ポール・ヴァレリーの詩を、原作になった堀辰雄さんが訳したものです。
この映画、とっても美術館で絵を観ているような、そんな世界観のある映画でしたよん♡
詩の続きがあります。
Le vent se lève !… Il faut tenter de vivre
風邪立ちぬ、いざ生きめやも
L’air immense ouvre et referme mon livre,
壮大な風が私の本を閉じたり空けたり、
La vague en poudre ose jaillir des rocs !
砂の波が岩を砕こうとする。
Envolez-vous, pages tout éblouies !
飛び立ちましょう、目映い時代へ。
Rompez, vagues ! Rompez d’eaux réjouies
打ち砕け、波を。うなる水しぶきを砕け。
Ce toit tranquille où picoraient des focs !
帆がついばむ、静かなる穂先。
戦争や大震災などの壮絶な時代の中と、夢とロマンを追う1人の男性、
ジブリの世界観。
何かにあおられるように生きて。
それでも生きねば。
何に生かされ。
何のために生きるのか。
そんなテーマを与えてもらえる映画でした〜