石けん
今日は、とある仏系化粧品会社の、仏人会長から「石けん」をいただきました★
一昔、流行りましたよね、高級石けん。
ガミラシークレットに始まり、ブラックペイントやら、はたまた問題のあった悠香やら。
こちらの石けんも、とってもお高い・・一つ1万円です!
私自身は、素朴に「石けん素地」しか入っていない「アレッポ石けん」を、かれこれ5年くらいは愛用していますが、こちらの石けんは、「石けん素地」以外、何十種類もの成分が入っています。
ちょっと成分表をみてみましょう。
一番最初に「石けん素地」。石けん素地とは「脂肪酸ナトリウム」のことで、簡単にいうと、油脂(植物or動物)と苛性ソーダ(塩など)を混ぜて「鹸化」させたものです。
アレッポ石けん(シリアのアレッポで作っているからアレッポ)は、ローレルオイル、オリーブオイル、死海の塩などを混ぜて、釜でグツグツにて、固めて、9ヶ月間熟成させて作っています。それだけしか入っていないので「石けん素地」しか成分表には入りません。
写真の石けんにも、まずは石けんとなる「石けん素地」が成分の大半を占めています。(化粧品の成分表記は、配合量が多い順から記載されています)
こちらの高級石けんが、なんで値段が高いのか?それは「石けん素地」以外の有効成分が沢山含まれているからです。
成分表に書かれているのは、ざっと、
スクワラン、ザクロエキス、ザクロ種子エキス、オーキッドエキス(蘭)、ビルベリー葉エキス(ブルーベリーに似たもの)、コメヌカスフィンゴ糖脂質(セラミドに似た成分)、コガネギシギシエキス(ハーブ)、ナガバギシギシエキス(ハーブ)、ルメックスオクシデンタリスエキス(シミ抑制効果のあるハーブ)、ルメックスステノフィルス花/葉/茎エキス、ルメックスプセウドナトロナツス花/葉/茎エキス、ヒアルロン酸Na、乳酸桿菌(乳酸菌)、セイヨウナシ果汁発酵液、加水分解コラーゲン、ヨーグルト液(牛乳)、メマツヨイグサ種子エキス、ローヤルゼリーエキス、コメ胚芽油、ホホバ種子油、ローズ油
すっごいですね。もう美容液です(^^?)
効果は、美白や、アンチエイジング、抗酸化ですね。
なので、こちらの使い方は「石けんパック」です。泡のパックを2分くらい毎日するとよいそうです。
エリーノは、人口や石油、合成の界面活性剤は嫌いです。ただし「石けん」は少しそれらとは違います。
もう長年、「クレンジング」というものは使っていません。水に流れる、乳化するクレンザーは、基本的に「ケミカルウォッシュ」ですので、使い続ければ肌によくはありません。それは、洗顔料、洗顔フォームでも一緒です。石けんとは、固形石けんのことです。
石けんの、ほかの界面活性剤と大きく違う特性は、人体や環境のことを考えたとき、大きな美点となります。
石けんは、水に流れやすいです。なのでさっと流せばもうそれ以上皮脂を取ることがありません。石けん以外の界面活性剤は、水に流しても肌に付着し、必要な皮脂を取ってしまいます。肌が荒れているときに皮膚科医が石けんを勧める理由のひとつがこれです。使ったあと排水として放出されてもすぐに洗浄力を失います。浄化槽のバクテリアや水生生物に界面活性作用を及ぼす心配がないので、エコロジーです。
石けんは酸に弱いです。ですので、しつこい脂汚れを落とすのは苦手です。従って、食器用の洗剤などは、合成洗剤のほうが楽ではあります。
が、特に20代でもなく、皮脂もいっぱい出ていない上、日本という衛生的な環境にいる方が、しつこい脂汚れを落とすためのクレンザーは必要でしょうか?
メイクの汚れにしても、さほど「脂」は含まれません。タンパク質の汚れくらいなら、十分に石けんで落ちるんです。40代以降は特に自分の皮脂を取り過ぎないほうがよいのに、ダブルクレンジングや、クレンザーで、大事な皮脂を一気に落としてしまうのは、確実に老化につながります。
サロンのフェイシャルでも、「クレンジング」と名のつくものは使っていないし、ありません。植物オイル(月桃)か、シルクタンパク(フィブロイン)でお顔の汚れを落とします。汚れ=脂&タンパク質です。同じ組成のものを使ってなじませれば、日常の汚れなんてしっかり浮き出てきます。
浮き出した汚れは、ミセル水(水を界面活性剤なしで洗浄効果をもたせたテクノロジー水)で軽く拭き取ります。
そうすれば、ご自身の皮脂は界面活性剤に落とされることなく保たれ、汚れだけ落ちるんです。
お家でも、基本的には上記のやり方で。
ただし、週1〜2回は汚れをしっかり落としたいので、石けんで洗っています。
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健康こそが美しさの基本です。