自分とは違う世界
初めてはいったエステサロンは、小さいながらチェーン展開している会社でした。小さいところを2社くらい変わって、業界最大手のエステサロンに入りました。
最初の2社でも、今まで自分のいた世界とは違う経験でした。一緒に働く人も自分がいた交友関係、価値観も違うし、やっぱりお金をもらってエステをするってことが楽しかったし、嬉しかった。
でも大きくわたしの価値観が変わったのは大手に入ったときでした。
それまでの10歳代は、ネガティブな思いしかなくって。今思い出してもあまりよい思い出はないんです。はっきりと単語にするなら、後悔とか、辛さとか、孤独とか・・・。
誰でもこんな感情はいつでも訪れるし、今もない訳じゃないけど。そんな気持ちを四六時中抱えているような10歳代。ドラマのような青春とか、挑戦とか・・そういう単語が見当たらない。そんな期間だったな〜って思います。
そんなわたしがなんで業界最大手サロンなんかに入れたのか?今でも理由は分かりません。おまけにね、若かったし、無知の極みで面接でも正直に自分のことを話した記憶があります。
自分はこんな経験しか、してきてないよ・・みたいなね。面接官に言われたのは
「あなたは他の人たちに比べて沢山ハンディを負うことになるけど、できるの?」って
そこでまた、できるよ って言ったから、受かったのかな?自分にとって無意識の挑戦だったんだろうね。
大手はさすがに新人研修があって、上京して研修を。何週間も地方組は一緒に寮に泊まって研修センターに行く毎日でした。
大阪で働いてた2社とは、全然違っていたな。研修の内容はもちろんなんだけど、わたしにとって違うのは、そこにいる人たちでした。