日本とフランスのエステインターン

1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のわたし。。

髪がだいーーぶ伸びてきました。。。

山田優ではありませんが、なんとなくそんなパンチの効いた髪にしたい。。。

という願望がヒシヒシと湧いてきますヾ(;´д`彡

 

 

3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話しは変わって、今来ているインターンちゃん。

今日はポスティングのお手伝いのため、ちらしをコツコツ折ってくれています。

彼女は学校のカリキュラムで、現場研修が必須なので、インターンをしています。

 

 

そういえば、わたしもフランスの国家資格を受ける際、2週間(だったかな??)

のインターンシップは必須でした。

美容学校当時のわたし。

月〜金までは、毎日朝から夕方まで学校。国家資格過程の授業です。

土曜日は午前中のみ、国際資格過程の授業があります。

その後、土曜日の午後にインターンに行くわけです。

日曜日は、ノートになんとかとってみたものの、全く分からないフランス語を辞書で調べて復習。

それをしないと、もうッ授業にはついていけません。

そんなハードな毎日ではありました。。。

 

 

インターン先は、町の個人サロン。オーナーエステティシャンと、スタッフが2〜3名の小さなサロンです。

日本の美容学校は、学校側がインターン先を斡旋してくれますが、フランスは全て

自分で探してこい!!

ということで、自分でサロンの門をたたくわけですよ。

 

 

「インターンをさせてください!!」

としょっぱなからお願いし、まず聞かれたのは「あなた何か施術ができるの?」でした。

 

一応、たかの友梨で経験を積んできたので、あれもこれもできます!!

なんて、調子にのって言ったわけです。

「そう、だったらうちに来ていいわよ」

 

 

有り難いことに、一発でインターン先は決まりました。

 

 

さて、インターンが始まりましたが、通常は学生ですし、給与をもらっているわけではありませんので、

インターン生がお客様の施術を有料ではしません。それにできません。

今うちに来ているインターン生も、サービスでハンドマッサージなどしてもらいますが、

有料の施術はさせません。

 

 

 

しかし、わたしが入ったインターン先。

自分の想像では、雑用、掃除、手伝いオンリーだろうと思っていたわけです。

初日に全身のマッサージと、リフレクソロジー、そしてワックス脱毛をスタッフにさせられました。

 

「あなた、経験があるの?」と聞かれ、「日本で3年ほどやってました」と正直に即答。

 

 

そしてその次の週から、いきなり全身マッサージを50ユーロでやったわけです。

そしてリフレなんかは、そこのサロンでは今までやったことがなかったので、看板まで出して

30分25ユーロくらいで、わたしが施術をするわけですよ。

 

 

最初は「雑用しているよりマシか」なんて思うだけでしたが、人の施術にしっかり

お金をもらうオーナーに、なんだかおかしい??と感じてくるのでした。

なにせ私はタダ働きですから。。。。

 

 

 

ある日、わたしは黒人の女性の全身マッサージに入りました。もちろん彼女はサロンに

50ユーロを払うわけです(笑)フランスは他民族社会ですが、黒人も私のようなアジア人も

フランスではマイノリティです、やっぱり。。

 

 

それにわたしはフランス語がつたないので、彼女は不思議になり聞きました。

「貴女は、ここのスタッフなの?国籍はフランス人なの?どこの国なの?」

Vous etes embauchee ici? vous avez la nationalite francaise ou vous etes d’autre pays?」

 

わたしはもちろん、無垢(当時は??)なので、正直に答えるわけですよ。

「いえ、私は日本人で、美容学校の学生です。今はインターンでこのサロンに来ています」

Non, je suis etudiante japonaise d’une ecole d’esthetiques. Je suis la, pour que je fasse mon stage」

 

 

彼女はその時は、何も言いませんでした。「そうなの」と一言だけいって終わったのですな。

 

 

そんな中、結構ハードな毎日を送り、慣れないインターンや授業やストレスで、インターンのその日の朝、

突発性難聴になってしまったのです。

「両耳が聞こえない」

鼓膜が塞がってしまったようで、音が入ってこない感じ。

どうしたらいいのかも分かりません。とりあえず、インターン先にはそれでも行きました。

オーナーに事情を話して、今日は休みます、と伝え、家に帰ったのです。

 

 

 

医者に行けばいいのに、その日は土曜日。どうしたらいいものか、1人では想像がつかず、

じっと家にいてました。幸い、日曜日に回復して、聞こえは戻ったのですが、

あの時、適切な治療をしておけば、今補聴器をつけなくても良かったかもしれません。

 

 

 

話しはインターンに戻って、わたしは突発性難聴を機会に、そのサロンでのインターンは止めました。

なんだか矛盾を感じたからです。そんなある日、わたしは1人で図書館で復習をしていると、

いつかサロンでマッサージをしたあの黒人女性が話しかけてきました。

「貴女、働き者ね」と言ってくれました。

 

 

それから、お茶をする仲になり、初めてインターン先のことについて言われたんです。

「本当は、エステの国家資格がない貴女がお金をもらって施術をするのはあり得ないし、

学生の貴女にそれをさせるオーナーは、結構傲慢よね」

La verite, tu n’as pas de droit de faire un soin payant autant qu’une etudiente sans diplome, et ta patronne est assez arrogante parce qu’elle t’a force a faire.

 

 

んーーー確かにな。あのオーナーは、一切の経費なしでどれだけ稼いだのか分からない。。

かなーーーり最初から、わたしを上手く使おうと思っていたことには間違いないな。

 

 

 

でも別に、わたしも雑用や掃除ばっかりじゃあ、つまらないし、フランス人への施術が経験できて良かったし。

普通なら、フランス人なら、我慢はしていないでしょうね。。。

 

 

 

なので、まだ2週間のインターン期間が全うできていなかったので、私はパリへと行くのでした。

パリでは、サントノーレ通りにある、ランコムブティックにこれまた勇気を出して

「インターンさせてください!!」と行きます。

 

 

 

おかげ様で、ここでも一発OKでした。おまけにここでは、300ユーロ程、給料がもらえたわけで。

ランコムの化粧品全てが半額で買えました(^^)

 

 

 

というわけで、わたしは日本の美容学校講師、今で3年目になりますが、日本の学生はいたれりつくせりなわけで、学校も先生も、ものすごく学生に優しいと思いますよ。

 

フランスは厳しいというわけではないけど、そんなに面倒をみてくれません。

自分のことは、あくまでも自分でやりなさい、という考えです。

 

 

就職なんかも、自分で探すのが当たり前。日本は資格試験に受かろうが、受からないが、

学校が就職斡旋してくれます。フランスは、国家資格に落ちれば、就職なんてできません。

 

 

 

IMG_1031.JPG

Follow me!